自主企画”ミルキーウェイの岸辺から”出演者紹介 〜カバー動画&アレンジ解説付き〜 vol.1 The Waterfalls

この記事を書いた人
管梓

エイプリルブルーの作曲とギター担当。
For Tracy Hydeや作家業でも活動。
ヒーローはザカリー・コール・スミス(DIIV)と木下理樹(ART-SCHOOL)。
親のお下がりのGR1sを手に入れて以来写真がアツい。
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ハロー!
エイプリルブルーの作曲とギター担当、管梓です。
7月6日(土)に代々木Zher the ZOOにて開催のエイプリルブルー初の自主企画『ミルキーウェイの岸辺から』まで残すところひと月。
本企画を盛り上げるべくこれから毎週1曲ずつ出演アーティストのカバー曲を公開し、アーティスト紹介およびアレンジについての解説を行いたいと思います。
記念すべき1曲目はThe Waterfallsの「Youthlight」!


The Waterfallsとは?
東京を拠点に活動する4人組ドリーム・ポップ・バンド、The Waterfalls。
わたしが彼らのことを知った時期や経緯はあやふやなのですが、恐らくTwitter経由だったはず。
The Stone Rosesの曲名から取られたであろうバンド名や、「Ride」という曲名(同名のシューゲイズ・バンドが由来となっている)からにじみ出ている「この人たちUKロックが好きなんだろうな」という空気に惹かれてSoundcloudを開き、そこで流れ出した「Ride」のマッドチェスター然としたきらびやかでサイケデリックなサウンドに一発で魅了されました。




2018年にはボーカルの春ちゃんが当時主催していたイベント・シリーズ『あのねあのね』にてFor Tracy Hydeで初共演を果たしており、エイプリルブルー始動以前からゆかりがあります。
90年代シューゲイズの影響が前面に出つつも、Captured Tracks系などの現行のインディ・バンドの要素も散見されたり、ライブでお披露目されている新曲ではクラウトロック風のバッキングにセキグチ君のシャウトが乗ったり、と音楽性の幅を広げつつある彼ら。形はどうあれ、軸にあるのは男女ツイン・ボーカルが紡ぐシンプルながらもポップで印象に残るメロディと、爆音ギターや荒削りで力強いリズムのコントラスト。いま東京のシューゲイズ・シーンでもっともエキサイティングなライブ・アクトのひとつではないでしょうか。

実は今回取り上げた「Youthlight」はまだ音源化されておらず、現時点ではYoutubeにあるライブ映像でしかお聴きいただけないのですが、その映像をご覧になればThe Waterfallsの魅力が端的に伝わるかと思います。

 

エイプリルブルーのみんなから見たThe Waterfalls
船底春希 (Vo.):出会ってから今まで、聴くたび観るたびときめきしかない。恋。
ムラカミカイ (Gt.):次から次にじゅわじゅわの音とメロディが脳に注ぎ込まれる。たぷんたぷんの気持ち良さ。
村岡佑樹 (Ba.):剥き出しのツマミと、極細のシールド。持田さんの黒と金色のプレシジョン・ベースが、ミニマルでステキ。
宮澤純一郎 (Dr.):野生的なドラムに理性的なベース、それに支えられた鮮やかな両翼のギターと歌。完璧。

 

アレンジ・ポイント:タケウチ君はThe 1975が好き
今回のカバー・シリーズを実施するに当たって設定したわたしのなかの決まりごととして「原曲をそのままコピーせず、自分なりの視点でアレンジする。それもできればルーツや文脈をわかりやすく提示できて広がりが生まれる形で」というものがあります。
今回は一聴してわかる通り「Youthlight」のメロディとThe 1975「Sex」を意識したバッキングをマッシュアップしてみました。
世界でもっとも影響力のあるロック・バンドのひとつとなったThe 1975。
わたしが多大な影響を受けていることはFor Tracy Hydeの作品群(たとえばこの曲)からお気づきいただけるかと思いますが、実はThe Waterfallsのドラムのタケウチ君も来日公演に足を運ぶほどの大ファンだそう。
今年4月にエイプリルブルーのメンバー全員で観に行ったThe Waterfallsのライブでタケウチ君がThe 1975のバンドTを着ているのを見て、すぐに「これだ!」とひらめき、あっという間に今回のカバーが形になりました。

「Sex」はThe 1975の楽曲としては比較的異色で、前身バンドのDrive Like I Do時代から存在していることもあり、The 1975のルーツであるエモの影響がストレートに表出したなんともキッズ心をくすぐる一曲。
そんな曲を下敷きにしたからか、今回のカバーは童心に戻って大変楽しく演奏できました。

こんな感じでカバー曲とその解説をお届けしてまいります。
『ミルキーウェイの岸辺から』をよりいっそうお楽しみいただくための手引きになりましたら幸いです。
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【イベント情報】
ミルキーウェイの岸辺から

7月6日(土)代々木Zher the ZOO
エイプリルブルー
colormal
Clematis
The Waterfalls
RAY

18:00開場/18:30開演
前売2400円/当日2900円(各別途1ドリンク)

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