エイプリルブルー バンド内ユニットpink paper planesが始動!初楽曲「オールライト」解説

この記事を書いた人
管梓

エイプリルブルーの作曲とギター担当。
For Tracy Hydeや作家業でも活動。
ヒーローはザカリー・コール・スミス(DIIV)と木下理樹(ART-SCHOOL)。
親のお下がりのGR1sを手に入れて以来写真がアツい。
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チャオ!
エイプリルブルーの眼鏡のギター、管梓です。

このたびは3月12日に出演予定だったLightfoils来日ツアー初日がコロナウィルスの影響で中止になってしまい、申し訳ない限りです。共催者のひとりとしては悔しくてしかたがなく、また本件に限らず昨今の音楽シーンへの風当たりの強さに哀しみを覚える場面が多々あるのですが、いまは耐えるときなのだと思います。春にひと花咲かせられるよう、ツアー中止で空いた有休を創作に充てます。

2月末に配信を開始したpink paper planesの「オールライト」は、こんなときだからこそ必要なメッセージが歌詞やサウンドに詰まっています。こういうことをいま歌うべきなのではないか、こんな曲をつくれないかと春ちゃんに提案され、勢いに任せて始動したユニットの最初の一曲。言葉にするのは野暮だというのが僕らの総意なので詳細には踏み込みませんが、ご一聴いただければきっと伝わると思います。

家でも踊れるダンサブルな楽曲をつくりたいというアイディアから、シンセサイザーを使わないことをコンセプトにしているエイプリルブルーとは逆に、ギターを使わないシンセ・ポップ・サウンドを追求することにしました。

いちばんのレファレンスになったのは日本でも人気の高いCHVRCHES。各メンバーにインディ・ロックやポスト・ロックなどのバンドで活動していた過去があるからか、彼女らの音楽はロックのダイナミズムをシンセ・ポップに落とし込む創意工夫に満ちていて、今回大いに参照しました。

また、M83もロックとシンセ・ポップの融合という点だけでなく、80s的なレトロフューチャーなバイブスを演出する上でも参考にしました。ドリーミーな音づくりもM83譲りかもしれませんね。

アウトロでギターのように歪ませたシンセサイザーがギターを意識したリフを弾いていますが、これはThe 1975「The Sound」の間奏のシンセサイザー・ソロにヒントを得ています。ギターを使わずにロック的なテイストを感じさせたいと思い、採用されたアイディアです。このリフはボーカルを録音したあとにつけ足したので、ミックスのときにはじめて聴いた春ちゃんが「最高!」と言ってくれたのが印象に残っています。

そんなこんなで完成した「オールライト」、とてもキャッチーでいい曲になったと自負しております。エイプリルブルーはもちろん、pppでも今後曲をつくり続けたいと思っておりますので、今後の展開にご期待ください!

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